基本認識
1.自殺は、その多くが追い込まれた末の死です
2.自殺は、その多くが防ぐことのできる死です
3.自殺を考えている人は悩みを抱え込みながらもサインを発していることが多い
自殺のサイン
(自殺予防の10か条:厚生労働省「職場における自殺の予防と対応」より)
次のようなサインを数多く認める場合は、自殺の危険が迫っています。早い段階で専門家に受診させてください。
- 1 うつ病の症状に気をつける
- 2 原因不明の身体の不調が長引く
- 3 酒量が増す
- 4 安全や健康が保てない
- 5 仕事の負担が急に増える、大きな失敗をする、職を失う
- 6 職場や家庭でサポートが得られない
- 7 本人にとって価値あるものを失う
- 8 重症の身体の病気にかかる
- 9 自殺を口にする
- 10 自殺未遂に及ぶ
支援のポイント
気づき
周りの人の悩みに気づき、耳を傾ける
- 家族や仲間の変化に敏感になり、心の悩みを抱えている人が発する周りへのサインになるべく早く気づきましょう。
- 「手を差し伸べ、話を聞くこと」は絶望感を減らすための重要なステップです。
時間をかけて、できる限り傾聴しましょう。
- 話題をそらしたり、訴えや気持ちを否定したり、表面的な励ましをしたりすることは逆効果です。
相手の気持ちを尊重し、共感しましょう。
つなぎ
早めに専門家に相談するよう促す
- 心の病気の兆候があれば、本人の置かれている状況や気持ちを理解してくれる家族、友人、上司といったキーパーソンの協力を求めましょう。
- 治療の第一歩は、相談機関、医療機関の専門家への相談から始まります。
キーパーソンと連携して、専門家への相談につなげましょう。
見守り
温かく寄り添いながら、じっくりと見守る
- 身体や心の健康状態について自然な雰囲気で声をかけて、あせらずに優しく寄り添いながら見守りましょう。
- 自然に応対するとともに、家庭や職場での体や心の負担が減るように配慮しましょう。
- 必要に応じ、家族と連携をとり、主治医に情報を提供しましょう。
令和6年度 生きる!を支える総合相談会
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