■うつ病とは-うつ病は特別な人がかかる病気ではなく、誰でもかかる可能性があります。気持ちのエネルギーが低下すると、からだとこころに様々な症状があらわれます。
統合失調症は昔からある代表的な精神疾患です。
多くの場合、10代後半から30代までに発病します。
発病率は約1%(100人に1人)で性別や地域での発病率に差はありません。
今のところ統合失調症の正確な原因や仕組みはまだはっきりとは分かっていません。
現在、様々な原因研究が行われています。
統合失調症の症状は、病気の時期が「急性期」か「慢性期」かによって異なります。
「急性期」には主として「陽性症状」が、「慢性期」には主として「陰性症状」があらわれます。
統合失調症の治療も症状が「急性期」なのか、「慢性期」なのかによって異なります。
幻聴や妄想といった急性期の陽性症状に対しては薬物療法が有効とされています 。
薬を服用することで脳内の神経伝達物質のバランスを整えます。
不安を和らげたり、幻聴・妄想などの症状を軽減させたりすることができます。
無為や意欲低下などの慢性期の陰性症状に対しては薬物療法だけでは十分な効果が期待できない場合があります。
そのようなときはデイケア・就労系事業所といったリハビリテーション施設への通所を組み合わせると効果があります。
統合失調症は治らない病気ではありません。
ただストレスに弱く再発しやすい病気です。
症状に合わせ、適切な薬物療法やリハビリテーションを行うことが重要です。