統合失調症の治療も症状が「急性期」なのか、「慢性期」なのかによって異なります。
幻聴や妄想といった急性期の陽性症状に対しては薬物療法が有効とされています。
薬を服用することで脳内の神経伝達物質のバランスを整えます。
不安を和らげたり、幻聴・妄想などの症状を軽減させたりすることができます。
無為や意欲低下などの慢性期の陰性症状に対しては薬物療法だけでは十分な効果が期待できない場合があります。
そのようなときはデイケア・就労系事業所といったリハビリテーション施設への通所を組み合わせると効果があります。
統合失調症は治らない病気ではありません。
ただストレスに弱く再発しやすい病気です。
症状に合わせ、適切な薬物療法やリハビリテーションを行うことが重要です。